標記事業については、令和2年度補正予算として措置され、私立の大学・短期大学・高等専門学校等分として、第1次補正予算約20億円、第2次補正予算約56億円が計上されました。
この事業は、本年5月に募集が開始され6月には既に申請受付が終了したところですが、現在まで交付予定額が予算総額に達していないことから、このたび別添のとおり、本事業の再募集(令和2年10月8日締切)を行う旨の事務連絡が文部科学省より発出されました。
遠隔授業を実施できる環境構築が必要と考えているが、前回、計画調書の作成等に時間を要した等の理由により当該募集への申請を行えなかった短期大学におかれましては、下記事項を十分ご勘案いただき、積極的な応募をお願い申し上げます。
① 当該予算は、私立の大学・短期大学・高等専門学校等で見込まれる遠隔授業に必要な設備整備金額全てが計上されており、来年度以降に同様の予算が措置される可能性は極めて低いこと
② 今後、感染症の発生等による学校の臨時休業等の緊急時においては、学生が自宅等において支障なく授業を受講できる環境が求められること
③ さらに、人生100年時代の到来を見据えた高等教育機関の学び直し(リカレント教育)環境の整備が必要となること
④ 一方、予算の執行状況が国会において明らかにされ、仮に当該予算に多額の不用が生じた場合、私立学校に対する社会からの批判を招く恐れも考えられること
なお、前回の募集において既に応募している短期大学におかれましても、既応募分と合わせて補助対象経費18,750千円までの範囲で追加申請も可能と聞いております。再度ご検討のほどよろしくお願いいたします。
【別添】「大学等における遠隔授業の環境構築の加速による学習機会の確保」に係る申請手続き等について(令和2年8月18日 私学助成課事務連絡)
【参考1】大学等における遠隔授業の環境構築の加速による学修機会の確保(私立学校分)
【参考2】「大学等における遠隔授業の環境構築の加速による学修機会の確保」に係る執行について(令和2年6月4日 私学助成課事務連絡)