「短期大学における防災・減災への備えについて」について(報告)

 2011年3月11日に発生した東日本大震災は、マグニチュード9.0という巨大な海溝型地震とそれによる大規模な津波が引き金となり、福島県の東京電力福島第一原子力発電所の事故を含む極めて深刻な被害が発生した。

 本委員会では、会員短期大学のために何か役立ちたいとの強い思いを持って、今回の問題を捉え、短期大学の社会的使命並びに管理運営の在り方等を中心に活発な議論を重ねた。その結果、この出来事を「忘れない」こと、その教訓を「伝え続ける」こと、そして「学生のために何ができるか」に立脚した防災・減災マニュアルの整備が必要であるとの考えに基づき、被災した委員短期大学の状況や対応を教訓として、短期大学における防災・減災のあり方について精査していった。

 本書は、「短期大学における防災・減災への備えについて」の本委員会としての見解を示すとともに、あるべき姿について言及し、短期大学の管理運営に役立つような資料にすべく各種提言をまとめて刊行するものである。本委員会は、短期大学関係者の間で「短期大学における防災・減災への備え」について議論が喚起され、それぞれの短期大学が、地域の高等教育機関として、「何ができるか」また「何をすべきか」を考える契機として活用頂ければ有難い。提言する内容について至らない点についてはご寛容頂きたく、また率直なご意見を頂ければ幸甚である。

「短期大学における防災・減災への備えについて」(PDF:601KB)

以上

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